2016/12/26

【アジア経済】”経済回廊”と”一帯一路”プロジェクトは実現するか?


世界に羽ばたく醤油

ある老舗の醤油会社から、アジア進出の支援の依頼があった。その醸造工場に行ってその規模の大きさに驚いてしまった。以前は、江戸時代から続くような小さな醤油醸造所がたくさんあったが、大量に生揚げ醤油を作れる設備を保有している会社は、寡占化されてきている。


日本の醤油の文化は、凄い。長年日本で作り上げた醤油の醸造のノウハウと技術が蓄積されていて、新規参入が難しい。
醤油関連商品は、諸味と熟成した生揚げ醤油が、ベースになり、最終商品に展開していく。
醤油をベースにした商品は、めんつゆ、粉末スープ、中華スープ、焼肉のタレ、ソース各種、ドレッシング等々、大変幅ひろくなった。日本人の趣向に、日本の醤油は欠かせない。日本の味の奥深さが世界各国で認められ、その需要が増えつつある今、日本の醤油をベースにした、各国の好みの味への調合・商品展開が、さらなるビジネスチャンスを生み出すだろう。それぞれの国で、中国には中国の醤油、タイ・ベトナムには、魚醤があり、独特のベースの味の上にその国民の食文化を作り上げてきた。ただ、その中でも、醤油ベースのバラエティに飛んだ調合による商品の多様化、現地化が、将来確実にすすんでいくだろう。
この醤油のように日本が世界に誇れるベースが、海外の食産業とうまく連携できれば多様なニーズを開拓することができると確信する。

現地の食材を活用した日本食レストランが求められている

バンコクにもシラチャにも、多くの居酒屋があるが、ありふれた店が多く、物足りない。
タイ料理に使われる現地の豊富な食材を活用した日本食レストランが欲しい。特に海には、カニ(ソフトシェルクラブ)・いか・エビ・はまぐり等、豊富な海産物がある。これを活用して欲しい。小田原の若いレストランオーナーからタイ進出支援の要請があった。小田原の店舗に行ってみると、4店を経営し海鮮料理を中心にいろんな世代に大人気だ。
毎朝、魚市場に行き、親から叩きこまれた目で見てオーナー自ら仕入れて来て、メニューを考える。「同じやり方で、タイの市場に毎日行って自分で仕入れて独特のメニューを作りたい!」という強い意気込み。パタヤとかシラチャといった海が近くて、日本人が増えている場所で是非成功して欲しい。

2016/12/02

【環境】に関する産官アジア連携

 アジアの新興国・中進国各国が、大気・水質・土壌の汚染をはじめとする環境課題に苦しみ、地球の環境を破壊してしまう危機を先進国と共通認識し、パリ協定に同調すると同時に国際協力の推進に動き出している。

2016/11/18

【環境】2030年水素社会が動きだす

 “水素社会”という言葉が使われ始めている。2次エネルギーである水素は、今までのあらゆる1次エネルギーと連携して、社会を変えていく可能性がある。その未来像として“水素社会”“水素エネルギーシステム”“大量水素時代”というイメージが出来上がりつつある。

2016/11/09

【タイ経済】国王崩御を乗り越えタイ経済は発展する

 タイのプミポン国王が崩御されて後3週間が経過した。10日ほどタイに行ってきたが、タイ国民の悲しみは深く、バンコクのオフィス街・電車の中も黒い服が目立ち、お祭りのような行事も一部中止が伝えられている。

2016/10/14

【タイの経済】はどうなる?

 タイでは、プミポン国王の崩御後のことを口にするのは禁句であった。それは、タイの大きな経済リスクの一つとして誰もが懸念することではあったが、タイ人の気質としてその準備をすることをしない。ただ、この悲報に接しタイ人の喪に服する動きは我々の予想をはるかに上回る。政治・経済的には、大きな動きが起こることも十分考えられるが、今はその動向を注視するしかない。
 特にタイを重要拠点として活躍する製造業では、今後の成り行きを冷静に判断してリスクを管理していく必要がある。

2016/09/28

【FISCO】ソーシャルレポーター

  FISCOのソーシャルレポーターになってほぼ一年。
  - 日タイ連携
  - 環境課題
  - シニア人材
等の調べた情報をJI Solutionブログ投稿と同期してFISCO経由で投稿してきた。

FISCO経由の記事

  今後もタイムリーな記事を書く事を続けていきたい。

2016/09/27

【働き方改革は具体化するか?】

安倍首相は働き方改革を前面に出し、それを受けた経団連も「働き方改革宣言」を発表した。
 働き方改革宣言 :  http://www.keidanren.or.jp/policy/2016/056_sengen.pdf
 ただ、政府は具体性に乏しいし、経団連は、いまだ時間外労働・在宅勤務という言葉程度にとどまっている。

2016/09/12

【AI】人工知能とコグニティブサービス!これからどう展開する?

 最近、人工知能という言葉が改めて脚光を浴びている。一つのトリガーは、IBMのワトソンプロジェクトに関する動きから来ていて、人工知能関連株=ワトソン関連株という言葉さえ出来上がりつつある。 ワトソンプロジェクトの中心人物から話を聞く機会を得て、あらためてビジネスに与える潜在的な可能性の大きさに気付かされた。 その可能性を見抜いたソフトバンクの孫さんがIBMとがっちり手をつないだもさすがである。

2016/09/08

【タイ経済】アジア自動車の生産ハブ拠点 タイ

日産自動車の電撃発表に驚いたが、さもありなん。アジアビジネスの観点から、特にタイをアジアの自動車生産ハブとして、確固たる地位を得ている三菱自動車は、アジアビジネス展開上、タイで出遅れた日産に取って最も魅力的なパートナーだ。

2016/08/27

【スマホアプリの新潮流 Appcooking】の記事

 ワクタウンシラチャのアプリを作っていただいたいAppcookingの坂口さんのインタビューを受け、記事にしてもらいました。
http://appcooking.jp/jisolution

2016/08/06

【Helio Seal】WD 10TB GOLD


  57-60歳まで定年前にやらせていただいた最後のテクノロジー開発 Helio Seal が、10TB の大台に乗る。これが世界中のデータセンターの省電力に貢献し、ビッグデータ、SNS各社、IoT時代を支える大きな駒になる。
藤沢、プラチンブリのHelio Seal チーム!   おめでとうございます。

2016/07/25

【定年後の暮らし】ブログ村やブログランキングのブログを参考にしよう!

ブログ村では「定年後のくらし」、ブログランキングでは「シニアライフ」を例にとり、右のカラム (PC表示のみ)にそのリンクを付け加えました。  
いろいろなブログがありますので、参考にしましょう!

【環境CSR】企業の環境ブランドイメージ

 日経BPが、「環境ブランド調査2016」を発表した。

総合イメージランキングでは、各業界から、自動車 トヨタ、飲料 サントリー、電機 パナソニック、流通 イオンが、1位から4位に並んだ。 プラスイメージの上位は、項目別に、省エネがトヨタ、リサイクルがファーストリテイリング、廃棄物削減がセブン-イレブン、生物多様性や動植物資源保全がサントリーとなっている。

2016/07/24

【福島・相馬】相馬野馬追の街相馬

 先日、縁あって相馬市桜丘小学校にお邪魔した。
NPOブルーアースの支援している小学校理科教室のお手伝いだった。小学3年生、4年生、5年生、6年生の明るい笑顔を見ることができた。 


【IA工房アドレス変更】プロバイダーとホームページドメインを変更しました。

 これまで、我が家のWifiとプロバイダーは、 au光とniftyの組み合わせだった。  
電話も含めて、 softbank +yahooグループに統一するために下記の変更を行った。 
 

2016/07/19

【青森の三内丸山】縄文文化が、世界の考古学者の注目を浴びている!

 三内丸山には、まだ行ったことがない。
  NHKは、アジアの巨大遺跡シリーズ 「縄文 奇跡の大集落」の最終4回目は、面白かった。 (ここに53分たっぷり入っています。)
   https://www.youtube.com/watch?v=kMoxwafMQFA
是非、一度行かなくては、、、、

2016/07/18

【FISCO】ソーシャルレポーターとして!

 去年の暮れより、【FISCO】ソーシャルレポーターになり、  IA工房のブログ 
https://iakobo.blogspot.jp/
への記事(企業情報タイ情報等) 投稿と同時に、その記事がFISCOから配信されています。 
 配信先は、FISCO,  zuuonline,  reuters,  kabutan, excite, Yahoo Finance, jorudan, kabuline, techclips, antenna, kabuyoho, poste-la, vientianequote 等々

<配信の例>
https://goo.gl/M9Jit2

2016/07/17

【IA工房ブログ】 デザイン変更しました。

本ブログのデザインをシンプルなレイアウトに変更し、ラベルも整理しました。
また、右に、ブログ村の「定年後の暮らし」、「シニアライフ」のブログランキングリンクをつけました。 他の方のブログもご覧ください。

2016/07/15

【働き方】お知恵バンク いよいよ本格始動!

8月から、”お知恵バンク” ( https://www.ochiebank.com/ ) という言葉を本格的に売り出します。 簡単じゃないでしょうが、成功するかどうか見守ってください。 乞うご期待!

2016/05/22

【Facebook】情報収集の効率をアップする!

facebookで情報収集の効率をアップする方法!
  1. 自分にとって大事だと思えるWebメディアに「いいね」する
  2. 情報の感度が高そうな人を「フォロー」する
http://www.masalog.me/facebook/

2016/05/06

【震災対応】熊本地震への企業のクイックアクション!

 熊本地震から3週間が経ち、未だ余震が続く中、被災者の方々の苦渋はいかばかりかと心痛の毎日です。  
震災後、東北大震災の時にもFacebookページからの情報発信を続けましたが、今回も“熊本地震情報交換”というページを作成し、各種ニュースを調査し・掲載してきました。
熊本地震情報交換 : https://goo.gl/mEOdpo

2016/05/05

【Facebook】ページを複数言語対応に!

 タイのコミュニティ支援サイトワクタウンシラチャの事業者の方にお知らせした内容です。

【Facebookページを複数言語対応に】


2016/04/13

【Facebook】環境関連フェイブックページ作成ました。

環境関連のフェイブックページを4つ作りました。いずれもUNEPの重要なテーマです

【シニア人材】の知恵と経験を活かす仕組み作り!

 企業も人材会社もシニア人材をいかに活かすかを真剣に考えている。
 大企業の人事管理責任者の最大の悩みの一つは、65歳定年制を採用した後、膨れ上がるシニア層にどう対処するか?である。 たとえば、55歳から給料を減らし再雇用の推進をし、若年層への知恵・経験を伝承する等の努力をしている。
 しかし、正直な所、貢献度の少ないシニア社員には早くやめていただいて人件費を減らすよう経営者からの大きなプレッシャーがかかっている背景もある。

2016/03/31

【スマホアプリ】をブランディングに活用する新潮流!

  ご存知の通り、近年のIT革新が、企業の広告宣伝費の配分先を変えてきた。新聞・雑誌・TVへの広告宣伝費への配分比率が、ネット関連(グーグル、Facebook, Line, Amazon, Yahoo, 楽天等)にシフトしてきている。これらの広告収益モデルのネット会社の急成長は、宣伝広告費がそこにシフトしていることの証拠である。 そんな折、IT革新に不案内な企業、決断スピードの遅い会社は、戸惑いを隠せず、ただただ、業界の流れに取り残され、マーケティング力ひいては競争力を失っていく厳しい時代になった。

2016/03/29

【スマホアプリ】開発に挑戦!

タイ・シラチャのコミュニティ支援として作成したホームページ「ワクタウンシラチャ」やFacebookページ「ワクタウン《シラチャ便り》」等の情報を整理して提供するスマホアプリの作成に挑戦した。

2016/03/20

【PCが遅い】というよりも【ウェブ閲覧が遅い】

【PCが遅い】話と【ウェブ閲覧が遅い】話を見極めよう。

最近、macbookのChromeの反応が、凄く遅くなったのググると
  http://www.wakatta-blog.com/google-chrome-lite-mac.html
これを見つけ、同期を設定した状態で、Google Chromeのアンイストール、再インストールしたら、雲泥の差、さくさく動きだした。
 同期もできているので、ブックマークバー、拡張機能等も、復元している。

 mac でも, windowsでも、Internet Explorerでも、Firefoxでも、どうもそこが原因でウェブ閲覧が遅くなっている可能性がありそうだ。 

 ウェブ閲覧に時間がかかるようであれば、是非お試しを!  





2016/03/18

【大気汚染】インドを旅して!

 インドに初めて行き、インドの西部と北部(ムンバイ、アウランガバート、デリー、ジャイプール、アグラ)の旅をしてきた。まず、デリーとムンバイで話題になっている記録的なPM2.5の空を自分の目で確認したかった。
 デリー、ムンバイの大気汚染の一つの大きな要因である自動車の混雑は、北京、上海、バンコク等と同じような状況で、クラクションの煩さも、中国並み。 これでも、以前よりかなり少なくなっただろうけれども、バンコクのクラクションに比べれば、圧倒的にうるさい。
 インドの日本車は、聞いていたとおり、スズキがとても多いことがわかる。他の日本車が非常に少なく、タクシーは、ヒュンダイ、それにタイのトゥクトゥクと同じような3輪タクシーが多数ある。
 2015年12月の新車販売データ(総数28.8万台:Marklinesによる)を確認すると各社のシェアは
 スズキ:38%,  Hyundai: 14.5%,  Tata: 12.3%, ホンダ: 4.3%、トヨタ: 3.6%、日産: 1.1%。
これを同時期のタイの新車販売データ(総数18.7万台: Marklinesによる)でのシェアと比較すると
(乗用車)
 トヨタ:28.2%,  いすゞ: 19.7%、ホンダ: 12.3%、三菱: 9.7%、日産: 6.3%。
 現在は、タイとインドのシェアの違いが歴然としている。
 インドの自動車販売数は、今後もどんどん増えていくと思われるし、それとともに将来のアジアの大気汚染に多大な影響を及ぼしていくことは間違いない。 
 ただ、今後インドで活躍する日本企業が、最先端の新エネルギー・排ガス規制等の環境技術を導入し、インドの大気汚染に対する真剣な取り組みに対する評価を受け、シェアを拡大していってほしい。
 日本の自動車産業の東南アジア、南アジアでの世界環境課題にたいする貢献に期待する。

2016/03/06

【インド】Friendly Indians

 初めてのインドで、写真好きのインドの人達におどろき、インド人に親しみが湧いた。
旅に出た時に通常こちらから写真撮らせて! とよく頼むけれども、インドって全然違うので調子が狂ってしまう。向こうから、”写真撮りましょう撮りましょう”っと集まって来る。
(観光地でカーストの上位の人に限られた事でしょうが、、感動!

アジャンタ・エローラの石窟での写真

2016/02/20

【川崎市】「世界をリードする川崎のポテンシャル! 川崎国際環境技術展2016

  2月18日−19日の両日、とどろきアリーナで、川崎国際環境技術展2016が開催されたので、参加させてもらった。 比較的小さな展示会場だが、川崎市でビジネスを展開している大手企業、中小ベンチャー企業を中心に、各種団体が集い、産学官連携、国際連携のもと、優れた環境技術を世界に発信する内容の濃い展示会だった。 その講演・展示の中から、注目の項目をまとめて見る。

 <エネルギー関連>

 まず入り口に近い所に、次世代エネルギーの最新水素関連技術を集め、トヨタの燃料電池車MIRAIがあり、三菱化工機の水素製造装置、日立グループ、日立オートモティブシステムズ(株)の水素ディスペンサー、東芝の水素エネルギー供給システム、日本エア・リキード(株)の水素ステーション等の、ブースが配置されていた。昭和電工は、使用済みプラスティックから、水素を取り出す技術を展示していた。  
  太陽光発電、バイオマス発電のブースも数件あった。 クレハグループの(株)クレハ環境は、木質バイオマス発電に関し、川崎市との連携でマレーシアペナン州との協業をスタートしている。  大手エネルギー会社、東燃ゼネラル、東京ガスは、次世代を見据えた省エネ、環境保全等の技術を総合展示していた。

<食、水、廃棄物>  

 “食”の代表は、川崎市に大きな事業所のある味の素。多くの説明員を配し、環境CSR、環境活動に対する意気込みが感じられた。得意技術のアミノ酸の力を活かした、豚の飼料のビジネスは、“畜産における環境負荷低減”での世界貢献を目指している。  
 "水"で興味深いのは、川崎市上下水道局が、水関連の企業と各種団体で「かわさき水ネットワーク」というプラットフォームをつくり、アジア地域を中心に、水ビジネスの実現を通じた水環境の改善の活動をしていたことだ。  
"廃棄物"に関しては、JFE<5411>グループのJFEエンジニアリング(株)、JFE環境(株)が、廃棄物焼却、廃棄物リサイクル等の総合的な展示を行っていた。また、使用済みPETボトルを、化学的に分解・精製して、バージンPET樹脂同等の樹脂を再生するベンチャーのペットリファインテクノロジー(株)も興味深かった。

<世界の環境活動と産学官連携・国際連携>


 世界の環境にかんする講演も、いくつか行われた。
COP21に関し、足立芳寛氏(東京工科大学教授)と末吉竹二郎氏(国連環境計画金融イニシャティブUNEPFI)から、グローバルな視点で、また、「世界の構造転換と環境産業」と題し、寺島実郎氏(日本総合研究所理事長)の講演があった。

 私は、寺島氏の講演のみしか聞くことが出来なかったが、
「世界認識」「エネルギー地政学」「地球環境税」等の視点からの講演内容に今後われわれには、何ができるのか考えさせられることが多かった。
 展示ブースの産学官連携では、川崎市の環境総合研究所等の関連機関や川崎商工会議所、および慶應大学、国際大学、神奈川工科大学等の大学もその連携を目的として参加していた。

 また、国際連携では、JETRO, JICA, AICA (アジア国際協力連携機構)等の団体、JBIC(国際協力銀行)が展示ブースを開いていた。

 アジア各国からは、環境技術の会社や銀行も参加し、具体的な連携活動もいくつか紹介されていた。

<連携事業・連携活動の例>

  • 川崎市環境総合研究所、ペナン市(マレーシア)と(株)クレハ環境の3者による木質バイオマス発電に関するプロジェクト
  • 川崎市(上下水道局とかわさき水ビジネスネットワーク)とバリアブンタウ省(ベトナム)の水質改善プロジェクト
  • 川崎市とバンドン市(インドネシア)の低酸素で持続可能な都市形成に向けた連携
  • 川崎市と上海市環境保護局(中国)で進めている各種環境キャンページ
  • 川崎市とパトンタニ県(タイ)で進めているKPIP(川崎・パトンタニ工業団地)
  • 川崎市と国連環境計画の研究所(UNEP-IETC)が連携したエコビジネスフォーラム、エコタウンプロジェクト等の活動。

 < 川崎国際環境技術展2016での驚き >

(1) 1自治体である川崎市が、ここまで、組織だった国際環境展を継続して開いていて、その環境技術と環境保全経験を活かした産学官連携と国際連携が、地球環境問題を改善する国際貢献につながってきていること。
(2) この展示会に出展された企業の中でも、味の素<2802>に代表されるように、環境CSRに関して、世界の全事業所にまで、その理念・方針が徹底し、実際の活動に展開している素晴らしい会社が日本にはあるということ。
 川崎市が表題に上げている「世界をリードする川崎のポテンシャル」を実感したワクワクする一日だった。

2016/02/19

【環境CSR】 に真剣にチャレンジする会社は!

PM2.5, COP21と昨年来、話題の多い種々の地球環境問題に対し、企業はどう貢献していくのか? 上場企業は、CSR部門に力をいれて、環境省や証券会社のガイダンスに従って、環境にかんするCSRレポートを作成しているが、
「経営者が自社の事業に直結した環境CSR明解な活動の方向性を示し、全社を上げてそのチャレンジを行っている会社がどれほどあるだろうか?」
企業の成長性の一つの指標として、このテーマの重要性が増してきていると思う。

 この点に関し、経営者が、「環境?それで、どれだけ収益に繋がるのか?」と思うか、
「我が社の得意なこのテーマにチャレンジして世界の環境課題に貢献しよう」と指示するか、そこが最大のポイントになる。
昨年、国連環境計画(UNEP)を支援する一般社団法人日本UNEP協会が設立され、真剣にアジアの環境課題に取組む会社とその事業企画を募っているが、早速、トヨタ、東レ、日東電工, T&Dホールディングス, 杉田エース等、環境に対する取り組みに積極的な上場会社がいち早く手を上げた。

日本UNEP協会会員企業 : http://www.j-unep.jp/members_list/

 各社の製品、業務工程は、必ず、何らかの形で、世界環境に悪影響を与え、文明社会全体としては、地球を破壊する道を進んでいる。それに対し「サステイナブル」という言葉が頻繁に使われるようになった。 ただ、IR/CSRレポートで使われている「サステイナブル」という言葉は、環境に関しては10年30年100年後に向けて、真剣に考えていない経営者が使うと、抽象的で空虚な言葉に聞こえてしまう。

 日本UNEP協会は、ユニセフのように募金を求めることはしないし、ただただ会員企業を増やすことはしない方針を掲げている。 国連の使命である国を超えた(特にアジアに向けて)環境活動を真剣に提唱する企業を支援し、具体的な協賛活動に注力しようとしている。

 環境のテーマは、広範囲に渡るので、どの業界でもアジアのグローバルビジネスを目指す企業にとって関連性がある。 企業経営のビジネス展開・長期計画の一つのコネクションとして、日本UNEP協会、国連環境計画との連携を視野に入れることを検討してみてはいかがでしょう。

2016/02/16

【環境CSR】 に真剣にチャレンジする会社は!」

環境CSR に真剣にチャレンジする会社は!

  PM2.5, COP21と昨年来、話題の多い種々の地球環境問題に対し、企業はどう貢献していくのか?

2016/02/03

【水と食の安全、研究者セミナー】”Metrology Arena 2016 in Bangkokに参加して

1月18日-19日バンコクで、2nd Metrology Arena (MAT2016) セミナーが開催された。

  経産省傘下の産総研 (AIST)の計量標準総合センター (NMIJ)が主催し、タイの科学技術省傘下の研究部門 (NIMT, TISTR,  DSS)が協賛し、”食の安全、水の安全のための品質インフラにおける計量標準”をテーマにアジアの計量研究者が集う盛大なイベントであった。 私は、2日目のセッションで、タイの製造業の実情・経験を話す1講師・パネラーとして、参加させていただいた。

 初日は、タイの科学技術省のDr.Pichet大臣を迎え、スピーチ・メンバー紹介・記念撮影があった。 タイの政府・産業界からも、日タイの研究部門の連携に大きな期待が寄せられていることが実感させられた。
 既に、2014年に「Metrology Hub in Asean」と題して、初回のMetrology Arenaが開催されており、Aseanの経済統合 (AEC)を先取りする形での、日タイを基点にした研究レベルのアジア連携が展開されている。
 国内に閉じこもりがちな日本の政府機関において、産総研の戦略室が、いち早く、重要なテーマであるアジアの食の安全と水の安全の計量標準に取り組んでいることに感心させられた。集まったアジアの研究者の純粋で真剣な取り組みが、世界の中でも重要な地域であるASEANの将来の生活改善に貢献することが期待できそうだ。
 具体的に、 「冷凍魚類の輸出入規制」等のテーマもプレゼンされた。人口増加の加速するアジアの諸国が、将来にわたり“安全な食と安全な水の供給不足を解消する” ためには、環境問題も含め多くの課題が山積している。
  産業界でも、アジアの食・水の産業界で活躍するタイのCPF (Charoen Pokphand Foods)等の大企業が国を超えてグローバルな事業を推進している。日本とアジア各国の大学でも、連携の努力を加速している。今後、日本とタイ、日本とASEANのさらなる連携により、日本の産学官の強みを発揮することが、求められている。

講演・展示した企業
  • 堀場製作所
  • 島津製作所
  • レクサー・リサーチ
  • 成宗製作所
  • 光触媒研究所
  • JI Solution
写真(1) 科学技術省のPichet大臣(中央)と日タイの国家研究機関の責任者(前の4人) との共同撮影


 写真(2) セミナーの様子


   写真(3) JI Solutionブースと関係者

写真(4) 私のプレゼンの最後のページ  (Expectation to Asian Researchers)