2月1日-2日 「川崎国際環境技術展2018」がとどろきアリーナで開催された。
2009年に始まった国際都市川崎の戦略的展示会で10回目を数え、今年は205ブースを展示、16100人の来場者があった。海外関係者の来場も 40カ国におよんだ。私もモンゴルの再生エネルギー会社のCEOをお連れした。
川崎市は、国際戦略拠点と位置付けて、「殿町国際戦略拠点キングスカイフロント」や「川崎臨海部水素ネットワーク協議会」等の大型プロジェクトに加え、卓越した環境技術を持つ中小企業の支援にも力を入れている。
展示会での訪問先の中から、”一歩先のグリーンイノベーション”を目指す企業をあげてみる。
・JXTGは、 好業績を背景に、原油に限らず各種一次エネルギーを最適なエネルギーに変換する技術開発に力を入れ、水素社会実現への貢献も視野に入れている。
・JFEグループは、川崎臨海部の環境創造と産業活性化を目指す産学官連携の中核的企業である。
グループの中に、JFE環境、JFEエンジニアリング等、広範囲な高度技術を持ち合わせており、今後の環境ビジネス国際連携での活躍が期待できる。
・千代田化工は、東京工業大学がリードする産学連携のグローバル水素エネルギーコンソシアムや、横浜水素エネルギー協議会等の中核メンバーで、水素サプライチェーン構築を目指す総合エンジニアリング会社だ。 千代田化工のSPERA水素技術は、NEDOとブルネイ政府が進める水素を海上輸送し、国内供給する実証実験に採用される。実証実験は、2020年から開始する予定である。
・日立オートモティブシステムズメジャメントは、 NEORISE(ネオライズ)と命名したFCV向け新型水素ディスペンサーを展示していた。
・前川製作所は、冷却機・空調・ヒートポンプ技術で、高効率性と省エネ性を強調する。川崎グリーンイノベーションクラスターにも参画している。
・シンクピア・ジャパンは、微生物の力で食品廃棄物を水分とCO2に生分解処理する特殊な技術を有している。アジア事業展開を目指している。
・ダイワテックは、地中熱ホームヒーティングに特化して多くの実績を上げている企業だ。日本が立ち遅れている地中熱活用の推進役になってほしい。
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