2014/05/10

タイで真の現地化を支援 = Japan Inside Thailand =


タイでは、昨年2月に工業省の5カ年計画の見直しが発表され、環境・エネルギー・食品・医療等のコアテクノロジーの強化とともに周辺国を巻き込んだ、産業クラスター作り、高付加価値人材の育成の方針等が出されました。

それに伴い、政府・泰日技術振興協会・工業団地・財閥も足並みを揃えて、親日国日本との連携をさらに強化して、その目標を実現するべく模索しています。
 この状況は、経産省所属で現タイ王国政策顧問の松島大輔氏が提唱する「ジャパン・インサイド」(日本入ってる)の概念の現地化を実現する大きなチャンスです。
 松島氏は、現地化・ビジネス化の下手な日本人・日本企業に対し、「日本は海外で饅頭のあんこにならないとダ メだ」という例えで「Japan Inside Thailand」の概念を説明し、多くの連携プロジェクトを実際に支援してくれています。
 国内産業の海外への流出が悲観的に取り沙汰されていますが、逆にグローバル時代だからこそ、むしろ積極的に親日国に出て、伸びている産業の基幹部分・現場に食い込むことで、そこから富を日本に還流させる絶好のチャンスなのです。
今やタイは世界有数のHDD/自動車/自動車部品の輸出国で、その取扱額は約4兆円規模です。
世界経済を牽引する中国やインドとの経済交流も日本にまけず盛んです。
日本の企業が、タイ・新興アジアでつくり出される色々な形の饅頭の“あんこ”になることで、日本経済は活性化されていくことでしょう。

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